阪神 長距離砲獲り バレンティン級“大化け”期待
来季の巻き返しを目指し、4番を打てる外国人選手の獲得を目指している阪神が、
ナショナルズのマウロ・ゴメス内野手(29)を有力候補としてリストアップしていることが15日、分かった。
今季はブルージェイズ傘下3Aで29本塁打をマークした長距離砲。通算2本塁打とメジャーリーグでの実績は乏しいが、
今季プロ野球新記録の60本塁打を放ったヤクルト・バレンティンのように、大化けする可能性を秘めている。
和田政権最終年となる3年目に向け、水面下では着々と05年以来、9年ぶりのリーグ制覇への準備が進んでいた。
補強ポイントの一つが大砲の獲得。今季はリーグ最少となる82本塁打。得点力不足は明らかで、同時に4番不在にも泣かされた。
そこで浮上したのがドミニカ共和国出身のゴメス。球団関係者は「長打を期待できる右打者」と評価した。
ここに来て、獲得リストの上位候補に名を連ねるようになったことには、一つの背景がある。
これまで助っ人獲得において阪神は、米国出身の選手を中心に調査を進めてきたが、ヤクルト・バレンティン、DeNA・ブランコらの躍進で「路線」を拡大。
ドミニカ共和国、ベネズエラなどの中南米系選手の調査にも本腰を入れて取り組むこととなった。
すでにトラビス・ハフナー、ライル・オーバーベイ(ともにヤンキース)らをリストアップしているが、
9月下旬には中村ゼネラルマネジャー(64=GM)が8月に続き2度目の渡米。その目的の一つが、中南米系選手の本格調査だった。
ゴメスは今季、ブルージェイズ傘下3Aで110試合に出場し、29本塁打。
レッドソックス傘下3Aだった昨季は、打率・310、24本塁打、74打点と活躍しインターナショナルリーグのMVPに輝いている。
メジャー通算本塁打は2本と少ないが、バレンティンやブランコも、同様に実績面では乏しかった。
言いかえれば、進化する可能性も秘めている「原石」と言える。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/10/16/kiji/...
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