日本人選手の2016年 〜川崎宗則 編〜
カブスの一員として2016年シーズンを迎えた川崎は、その大半をマイナーで過ごした。
メジャーでは5年間で自己最少となる14試合・21打席に終わったが、限られたプレー機会の中で打率.333(21打数7安打)、2盗塁をマーク。
ポストシーズンではムードメーカーとしてベンチを盛り上げ、球団108年ぶりの世界一という歴史的瞬間を見届けている。
そんな川崎もすでに35歳で、米国に残る道を選択したとしても、メジャー契約は難しいだろう。
それでも、内野のユーティリティープレーヤーとしての価値は計り知れないものがある。
今季はカブス傘下の3A・アイオワを主戦場とし、マイナー自己最多の102試合に出場し主に遊撃手を務めた。
こと守備に関しては、来季も十分メジャーで通用するはずだ。
川崎のウィークポイントはやはりバッティングになる。
メジャー通算の成績は、276試合で打率.237(633−150)、本塁打は1本で、51打点の12盗塁。
日本時代に見せていたイケイケのリードオフマンとしての輝きは影を潜めている。
ただし、マイナーでは今季も打率こそ.255と伸びなかったものの、出塁率は.352を記録、盗塁も20個を数え、持ち前のスピードは健在である。
遊撃だけでなく二塁や三塁も守れるユーティリティー性に、堅実な守備力を兼ね備えた男。
加えて衰えを知らない脚力も持ち、メジャーレベルでも多くのチームの助けになるはず。
何よりその明るいパーソナリティーを放っておく手はないだろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161121-00096403-basebal...
返信する