まず口火を切ったのが米国のスポーツ専門局「ESPN」だ。
15日深夜に放送された「BASEBALL TONIGHT」の番組内で同局専属アナリストのカート・シリング氏が
「あのトーリですら今大会で多くの障害に悩まされ、監督業務を全うできなかった。誰がWBCで(米国代表の)監督を
やっても、今後同じ問題が繰り返されるだろう。こうなると米国はWBCで永久に勝てない。そう考えれば、メジャーリ
ーグとWBCの共存はやはり難しいのではないか。4年後の第4回大会の開催について、さまざまな面で議論を重ねるべ
きだろう。ただ個人的にはWBCの今後の開催は厳しい状況になりつつあると思う」と衝撃発言。
かつてレッドソックスやダイヤモンドバックスなどでエースとして活躍した同氏のコメントは説得力があるだけに大き
な波紋を呼んでいる。これに触発されるようにして米国のスポーツ専門局「FOXスポーツ」でも同局専属解説者のマッ
ト・ステアーズ氏(元中日、ナショナルズ)が16日に放送された番組内で「WBCは大会の開催自体が限界に達しつつ
ある。レギュラーシーズンの開幕直前ではなく別の時期に開催しなければ、代表に選ばれた選手たちはケガが怖くて本気
のプレーができない。これではリアル・ワールド・チャンピオンの座を決めることなど到底できないだろう」と辛口コメ
ント。他の米メディアでも「WBCの開催は再考すべき」との論調が目立ち始めている。過去2大会でも同様の声が上が
った。
「もともとメジャーリーグ各球団の上層部ではWBC開催に否定的な声が強かった。今大会でも米国が優勝を逃したこと
で、WBC反対派の勢力が発言権を強めるのは必至だろう。第4回大会開催は中止…。そして今回の第3回大会を最後に
WBCが終了となる可能性はあると思う」(メジャー関係者)
http://baseball.yahoo.co.jp/wbc/news/detail/20130320-00000...
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