阪神・藤浪晋太郎投手(22)と、巨人・澤村拓一投手(29)の「イップス」疑惑が浮上している。
「イップス」は、投手生命を絶たれることもある深刻な症状だ。
2017年4月4日のヤクルト戦に先発した藤浪投手は、5回を投げて9四死球と大乱調。
5回表には、ヤクルト・畠山和洋選手(34)の顔面付近に死球を投じ、大乱闘劇となった。
藤浪は14年にも、中日ドラゴンズの主砲・平田良介選手の左肩付近にぶつけて激怒させ、翌日に謝罪。
15年には、当時広島カープだった黒田博樹投手へ2球続けて胸付近に投じ、あわや乱闘という騒ぎとなった。
過去には、阪神・糸井嘉男(35)もイップスを経験している。
150キロを超える剛速球を武器に04年に日本ハムに入団するも、イップスが原因で四球を連発し、06年に外野手に転向した。
イップス治療を行う「IMTメンタルオフィス」の阿部久美子氏は4月6日、J-CASTニュースの取材に対し、
「イップスとは、意識と無意識の統合が崩れている状態です。スムーズにピッチングがしたいという意識に反して無意識に体が別な動きをしてしまう運動障害です」と話す。
イップスになった野球選手の中には、「自分の腕が無い」「指先の感覚が無い」「足に力が入らなくなる」と表現するほど、自身の体をコントロールするのが難しくなる場合もあるそうだ。
藤浪投手や澤村投手の場合、死球を気にするあまり余計な力が入りコントロールが定まらなくなってしまった可能性がある、と阿部氏は言う。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170406-00000008-jct-en...
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